それからというもの、 貴樹は毎日学校まで迎えに来てくれる。 「おかえり。」 「今日もありがと。」 私たちはそう言い、手を繋いで帰る。 「なぁ、俺んち来ない?」 「いいの?」 「いーよ。彼女じゃん。」 「ん、じゃあ行く。」 付き合って2週間、 あたしは初めて貴樹の家にお邪魔する。