あたしたちはそのあと交代でお風呂を済ませた。



「ねぇ、テレビみたいのあるの。


見ていい?」



「うん、いいよ。」



あたしは恋愛の連ドラを見ていた。



「芽依って恋したいの?


男苦手なのに?」



「苦手だからこそ憧れがあるの。」



「好きなやつとかほしいの?」



「まぁ、いつかは。


恋ってしてみたいじゃん。」



「芽依って好きなやつで来たことないの?」



「うん。


子供の頃はいいなっていうのはあったけど好きではなかったんだと思う。



碧は?好きな人いる?」



「俺はいるよ。」



「そっか、いいな。」



あたしも恋してみたい。