しばらくして通知表が返された。 「秋月。」 あたしが呼ばれたのに碧はあたしを離さない。 「ちょ、碧。」 「駿、芽依いけないから代わりに持ってきて。」 なんで俺が………と言いつつ 駿くんはあたしの通知表を持ってきてくれた。 「ごめんね、ありがとう。」 あたしがお礼を言うと 「芽依、駿に話しかけないで。」 と碧が言った。 「はは、碧絶好調だな。」 啓介くんは笑いながら言った。 今日はいつにも増して嫉妬深い碧。 久しぶりだから仕方ないかな。