「ってか碧、なんでここに?」 「いいじゃん、制服着てるし。 俺もここの生徒っぽいだろ?」 「でももうすぐ先生くるよ?」 「いいよ、芽依の席座るし。」 「あたし座れないじゃん。」 「一緒に座んの。」 そう言ってあたしの手を取り、 あたしを椅子に座らせ、あたしと背もたれの間に 碧が座ってあたしのお腹に腕を回した。 「ちょ、これ恥ずかしい!」 「いいじゃん、さっき抱き合ったし。」 ………なに、それ。 「ったく、相変わらずだな。」 駿くんは完全に呆れてる。