あたしは麦茶をテーブルにおき、碧の前に座った。 「「いただきます。」」 あ、またハモった。 「うまっ」 ハンバーグを食べた碧が笑顔でそう言った。 「ほんと?よかった。」 あたしも笑顔で返すと 「芽依、やっと笑ったな。」 「え?」 「今まで笑わなかったから。」 「少し慣れたのかも。 喋るのは。」 「そっか。」 碧はそれだけ言うとまた食べ始めた。 「ん、ごちそうさま。 うまかった。ありがと。」 碧はそういって食器を片付けてくれた。