「秋月さん、途中まで一緒に帰ろ。」 委員会が終わってそう話しかけてきたのは松尾くんだった。 え、と……… なんて断ろう。 「ごめん、寄るとこあるから…… また明日。」 あたしは逃げ出すように教室を出た。 男の子と一緒に帰るなんて絶対無理。 あたしはスーパーで食料品を買ってから 家へ戻った。