それからあたしたちは家へ帰った。
夕飯とケーキはあたしが作りたいから。
っていってももう作ってあって、温めるだけなんだけどね。
「今日ママ泊まりかなぁ…。」
「そうなの?」
「ママ彼氏いるからね。」
「え!そうなの?
まあきれいだもんな。
芽依会ったことあんの?」
「ないよ。
あたし男無理じゃん。
だからママも絶対連れてこない。
あたしが結婚したら再婚考えるんだって。」
「………芽依が男無理なのしってんのに
俺のことは許可したんだな。」
「あはは、確かに。
でも結果オーライでしょ!」
「まーな。
ってかめっちゃいい匂い。」
「もうできたよ。
食べよ。」
あたしがご飯を運び、碧がお茶を運んでくれて
一緒にご飯を食べた。


