あたしたちはそのあと電車にのって帰宅した。
紗希はまた啓介くんちに泊まるようで……
「あの二人って毎日お泊まりしてるよね?」
「だな。
芽依もたまには俺の部屋で寝れば?」
「え!」
「なにもしない保証はないけどな。」
「今日はやめときます。」
「じゃあ24日。」
「…え?」
「クリスマスは一緒にいたいじゃん。」
「……うん、いーよ。」
「え、まじで?
いいの?」
「うん。」
それでそういう流れになってもあたしは構わない。
碧だもん、大丈夫。
「やばい、クリスマスめっちゃ楽しみ。」
「なに楽しみにしてんの。」
「早く来ねーかな。」
「……楽しみだね、クリスマス。」


