しばらくして映画が始まった。 それが思ったよりも怖くて、あたしはずっと碧の腕にしがみついてた。 「怖い?」 「……うん、少し。」 「こっち向いて。」 あたしが碧に顔を向けると、碧はあたしにキスをした。 「ん、怖くなくなったろ。」 そういって優しく微笑む碧がかっこよくて あたしは少し見とれていた。 碧はそのあともたまにあたしにキスをしてきた。 そのおかげであたしは 全く集中できなかった。