「ただいまー。」



あたしたちは今日も一緒に帰って来た。



「つっかれたー。


あんま働いてないけど疲れた。」



あたしは制服のままソファに座り込んだ。




「ねぇ、芽依。


昼に俺が言ったこと覚えてる?」



「んー?


積極的な女の子がいいってやつ?」



「違うよ。


家に帰ったらいっぱいキスするってやつ。」



そう言いながらあたしをソファへ倒す碧。



「………え、え?」



困惑するあたしに優しく微笑みキスをする。


「いっぱいしていいんでしょ?」



「ちょ、待って。


普通に座ってじゃだめ?


制服だし………」



「いいよ。」



「そういう問題じゃな…」



「……黙んないと、襲うよ?」



なっ…


あたし絶対今顔真っ赤だ。