あたしたちは一回目の仕事を終えてテラスを出た。 「芽依、ちょっとサボろうよ~。」 「だーめ。 碧はそのサボり癖直しなよ。」 「頑張りまーす。」 ………絶対嘘でしょ。 「でもさ、芽依と知り合ってからは毎日来てるじゃん。」 「前まで学校も来てなかったの?」 「あ、墓穴掘った。」 「全く。 もうサボらないでね。」 「なるべくサボらない!」 ………なるべく、ね。