あれからスムーズに進んだ準備も終わり、今日はいよいよ体育祭。 あたしはリレーしかでないなら楽チン。 「芽依~。」 あたしが委員会の仕事に向かう途中、碧が話しかけてきた。 「あたしこれから仕事だからまたね。」 「俺も行こ。」 「え、応援してなよ。 碧の出番来たら困るよ?」 「俺最後のリレーだけだから大丈夫。 ひまだし。」 「碧もリレーなんだ、あたしも。」 「じゃあ応援できないね。」 「そだね。 クラス違うからもともとだめだけど。」 あたしたちは一緒に得点板へ行った。