「うわー……高いね。」 「そりゃ観覧車だからな。」 「あたし高所恐怖症なの。」 「じゃあなんで乗ったの。」 「せっかく来たから?」 「はは、なにそれ。 じゃあこっち来て。」 「むり、動けない……。」 「じゃあ俺がいく。」 「え!動かないで!!」 あたしの制止は無視してあたしの隣に移動してきた碧。 「全然大丈夫だよ。」 「……うん。」 「はいはい、外見て。 まだ明るいけど綺麗だよ。」 「うん、きれい。」 もう少しあとだと夕日も見れたかな……。