なんだ、だから啓介もあんなにコクれって言ってたのか。
これからは俺の芽依なんだもんなー。
「じゃあさ、これから毎日登下校一緒でいい?」
「碧がいいならいいよ。
でも同居してることはばれないようにね。
先生にも言われてるし。」
「おう!じゃあ朝は俺が外で芽依を待ってる設定にする!
そうすれば家から一緒だし、待ち合わせっぽいよな?」
「うん、いーよ。」
やったね。
これでクラスも一緒ならもっと最高なのに。
そこまでわがままは言えねーか。
休み時間もいけばいいし。
うん、そうしよ。
啓介も巻き込もう。
「俺明日からさらに学校が楽しみになった。」
「碧、単純。
しかも明日休みだよ。」
「あ、そうだった。
明日出掛ける?」
「うん、いーよ。
遊園地いかない?
実はママに招待券もらったの。
碧と行ってきなって。
ママはあたしが碧好きって知ってたから。
だから明日行こ?」
「うん、そうしよ。」
デートっぽい。上がる。
「じゃあ今日は早めに寝よ!」
俺らは一緒に2階へ上がり、部屋の前で別れた。


