「なに?」 俺は机にあるアルバムを見た。 「おばあちゃんが夏に亡くなったの。 で、遺品整理してたら出てきたんだって。 パパの写真。 ママに渡してって。」 「へー、それはよかったな。 芽依も見れて。」 「うん。 あたし写真でしかパパ知らないから。」 ほんとに嬉しそうだな。 「着替えてくる。」 「うん。 あたしもご飯の続きやらなきゃ!」 芽依は元気だな。 俺は部屋へ戻った。