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俺は啓介に励まされ、告白する決意を固めて家に帰ってきた。



「ただいま。」



玄関で言っても全く声が返ってこない。


………いるよな?



ん?


玄関には見たことのない男物の靴……。



誰。好きなやつ?


俺はリビングのドアを開けた。


「ただいま。


………誰?」



そこには芽依と仲良く話す一人の男。


歳は同じくらいか?………イケメン。



誰だよ、まじで。



「あ、おかえり。


英輝、この人がさっき言ってた……」



「へー、イケメンじゃん。」


普通に爽やかな笑顔を向けられた。



「碧、この人はあたしのいとこの英輝。


他県に住んでるんだけど、用事で出てきて。


で、そのついでにうちにも来たの。」



あー、いとこ。


なんだ、よかった。



芽依のいとこだからイケメンなのか。納得。



「神波碧です。」


居候だしな。


とりあえず挨拶。



「おう!英輝だ!


碧な。


じゃー俺帰るわ。


それ、おばさんに渡しといて。」



「ご飯食べてけばいいのに。」



「友達待たせてるしな。


じゃーな、芽依、碧。


また来るわ。」



そう言って英輝とかいうやつは帰っていった。