「あんた、退学するかもって話、聞いてたからついてこようとしてんでしょーが。結菜の精神状態くらい理解しろよ、バーカ!」 「ご、ごめんなさい」 そうか、退学するのなら心が荒れてもおかしくない。 そんなときに会いたいと頼んでも快く引き受けてくれるわけがないのだと思い知った。 だけど諦めかけたとき、金髪で毛先だけが赤く染まっている不思議な髪色の子が言った。 「いいんじゃないー? クラスに熱烈なファンがいたって結菜が知ったら喜ぶかもしんないしさー」 「そだね。最後だし、隅っこで邪魔しないなら」