そうしたら全員の鋭い目があたしを睨んできた。 「結菜が退学になるのが楽しい? あんたから見ればわたしらなんか迷惑なんだろうけどさ、仲間内の大事なお別れ会くらい邪魔しないでくれる?」 攻撃的な声音に気圧されたけれど、「お別れ会」という言葉には過剰に反応してしまった。 「あの、あたし、宮川さんのファンなんです。ずっと憧れてて。声をかけるとかおそれ多くてできないけど、一言でもいいから話できたらって思って」 俯いたあたしが耳まで赤くして訴えると、しんと沈黙が降りた。