「授業の時は一段と早く読んでるの。 早く終わらせたいもん。」 「ま、今回は由茉の英語に助けられたわ。」 湊はそういって私の頭を撫でた。 「お役に立てたようでよかったです。」 私は笑顔で答えた。 「湊、明日の勉強は?」 颯が聞いた。 「あぁ、するけどちょっと休憩。 爽、コーヒー。」 「はいはい。」 爽はコーヒーを入れに立ち上がった。