私はLINEで菜穂に、

『まず、りみにいじめ止めよと送って』


私は、おとなしかった菜穂を利用した。



『送ったよ!』


よしよし。


次の日


『あんたさあ、これどういうこと?』



殴られている菜穂。


『さほりちゃんっ!助けてええええ』


菜穂の悲鳴。



ごめんね〜

これも作戦のうちなのよ。

『ほーら助けてくんなかったじゃーん』


奈緒の笑い声



『あんたがこのクラスのLINEグル抜けて〜、土下座すんならいいよ?』


『やだ。LINEは抜けてもいい、でも、土下座はしない。私悪い子となんにもしてないじゃん。いじめを止めるのは悪いこと?え?え?いじめやるのがわるいんでしょ。世の中の常識だよ?』


普段おとなしい菜穂の抵抗はりみたちに多大な衝撃を与えた。


『は、はあ?』


ポカンとしていたりみが抵抗しようとするが、出来無い。



たけど私は恐れた。

菜穂が怒るとりみも倒れることを。





つまり




菜穂を利用したことがバレたらオワリだということを。




とりあいず、りみたちの恨みは買わせた。


あとはりみが殺すか。