水泳の時間
更衣室にて

『えっ。あれ校則違反でしょ?』

『あ~、華美すぎてヤバーイ』

『そんなに純輝さんに振り向いてもらいたいのかなあ?』

『キモ』

『でもさあ、いくら何でもねえ』

たくさんの人に噂され、耐えられなくなったさほりはプールに向かった


『あ~、かわいい!ひらひらかわいい!』

リミが褒めるとさほりは嬉しがる。

チラッ

りみが、夏南にアイコンタクト


夏南が、ビキニのホックを外した



目の前で落ちる大量の胸パッド。

みんな唖然としていた。


『ねっねえ、数野さん。そ、それどうしたの?』

クラスメイトの一人が言うと、さぼりは駈け出した。

その瞬間

足を滑らせプールに落ちる。

ジャッバーン


肩ひもも外れ胸があらわに。


『やっ、やだあ!』
急いでしまおうとするもののプールの流れ、まだうまく着れないせいでなかなかホックを締められない。

クラスメイトの冷ややかな目線

先生がまだ来ないのでみんなは大笑い。


その時ー

さぼりの声を聞き駆けつけた。

あの教師が。

『さほり!平気?』

青ざめるあの教師に私は言った

『私達のせいじゃないからね。私達のせいにしたら許さないからね。』と。

『じゃあ、なんでこうなってんだよ!』

シーン

『やっぱり、お前らなんだろ?』

その瞬間

ボン!

りみが、突き落とした。

『警告までしたのにさあ。ホント馬鹿だね。』

ビショビショのスーツのあの教師。


りみは、睨みつけていた。

そして、帰ろうとしたあの教師に、
『あんたさあ、これ誰かにいったら許さないからね。あんたのことも公開死刑にするよ?あんたの自爆でしょう』