桜舞う季節。

私、柊奈緒は親友で美人の松野りみと一緒にいた。

『ねえねえ、奈緒。今度は側女なりたいね〜』

りみがそう言うと、もう一人の親友、数野さほりが来た。

『ねえっ、二人聞いた?今度の新任の先生ほとんど男で、イケメンもいるらしいよー。』

『えっ!マジで?』


『うわ〜ん♡側女なりたい』

りみが乙女の声を出す。

『りっ、りみ。注目されてるよ?』

『えっ!』

そう、側女になったらその先生の彼女になれる可能性も上がる。

この学校全員の女子が側女に憧れる。

『でもさ、ウチラは綺麗な先輩に負けるしー、辞退しようね!』さほりがいう。


『だねー』りみと私が同意する。

キーンコーンカーンコーン

チャイムがなり、みんな講堂に向かう。

そこには新任の先生が並んでいた。

『ねっねえ、あの…左から二番目の人イケてない?』 

『確かに〜』

先輩のヒソヒソ声。

やっぱり中3には勝てないや。

『これから始業式をはじめます』

校長の合図によってみんなが校歌を歌う。

そして担任紹介。女の春野カンナ先生。

そして新任の先生。

左から、

野中松広先生。まあまあイケメン。

田野純輝先生。超イケメン。

園村裕二先生。結構イケメン。

野々田智先生。ふつう。

この四人が男で、

桜野美来先生、河野玲奈先生。が女の先生

先輩たちはキャーキャー言ってる。

これからバトルが始まる。