「・・・だああああ!!遅刻ちこくっ!!」 目覚まし時計を見て、私は驚愕した。 時刻は既に8時を回っている。 ベッドから慌てて飛び起き、その辺にあった洋服を着て適当に髪の毛を梳かす。 ご飯を食べている暇もないし、呑気に化粧をしている時間もない。 鏡で軽く身なりを確認すると、カバンを持って部屋出た。 私の名前は朱音璃音(あかねりおん)。 楽器のリペアを学ぶ専門学校に通う1年生だ。 今日は大事な実技試験の日。 遅刻するわけにはどうしてもいかないのだ。