本当は忘れて欲しくなんてなかった。 アイツの心の中のどこかで、少しでもいい、俺の事を覚えていてくれたなら。 だから、最後に俺の気持ちを伝えたんだ。 リオンの事をもっと知りたかった。 もっとリオンに触れたかった。 だけど、もうそれは叶う事がないんだ。 俺はこの気持ちを抱えたまま、これからずっと―――・・・・。