「が、あがああああああああ・・・!!!」 地を這うような一際大きな奇声を上げ、ヴォルデルトは空を仰いだ。 大きく開かれた口から、真っ黒に蠢く煙のようなものが空に向かって吐き出される。 そのままヴォルデルトは生い茂った草花の中へ倒れ込んだ。 吐き出された煙は赤黒い空へ目掛けて真っ直ぐに昇っていき、そしてその赤黒い空の中へ消えた。 ―――その瞬間。 その煙が消えた所から眩いばかりの光りが地面に向かって射す。 その光は、希望の光。 暗く淀んでいた世界に一つの光が射された。