・・・誰かのすすり泣く声が聞こえる。 とても切なくて、苦しそうな声。 泣いているのは誰? ・・・泣かないで。 重い瞼をゆっくりと開ける。 赤く気味の悪い空が瞳に映った。 座って寝ていたせいか身体が軋むように痛んで、少し悲鳴のような声を上げてしまった。 「・・・大丈夫か?」 隣から元気のないような声が聞こえ、横を向くとウェインが立ってこちらを見下ろしていた。 うっすらと笑みを浮かべてはいるが、その笑みに覇気はない。 どこか憂いを帯びたようなその表情に、私の心を締め付けさせた。