家には 帰りたくない。 でも僕は、 父と母がいるあの家にしか 帰ることができない。 時間が止まって欲しい。 もしくは、 あっという間に時間が過ぎ去って欲しい。 その日、家に着くと いつものように、 父と母が言い争いを始めた。 僕はその様子を 部屋の隅で 怯えながら 見ていた そしていつものように 父が家を出ていくと、 母は鬼の形相で 僕を殴った。 これが僕の日常だった。 夢もない。 希望もない。 僕にあるのは、 諦めと絶望だった。