「おい、役立たず。 お前は誰のおかげで 生きていられると 思ってる」 僕は母が怖かったが、 僕には逃げる場所が なかった。 「お前を育てることが、 どれほど大変か、 お前にはわかってるのかい」 母はそう言って、 また僕の顔を 蹴った。 僕は、 亀のように体を縮め、 母の怒りが 収まるのを待つしかなかった。