部屋の隅で屈んでいた僕の顔に、 母の蹴りが飛んできた。 僕は壁に 勢いよく頭をぶつけ、 僕の目から火花が散った。 僕の服の上に 鼻血が ポタポタと落ちて、 僕のシャツが 赤く染まった。 僕は鼻を押さえながら、 母の顔を見上げた。 母は泣きはらした赤い目を 僕に向けていた。 母の恐ろしい顔から、 僕は 憎しみしか感じなかった。