父が部屋から出て行くと、 母は取り乱し、 ヒステリックに叫び声をあげ、 テーブルの上にあった食器を 払いのけた。 テーブルの上にあった食器が、 音を立てて次々と割れていき、 食器の残骸は 床の上に無惨に散らばった。 母は頭を抱え、 獣のような叫び声を上げると、 肩で荒い息をし、 ギロリと部屋の隅にいる僕を睨んだ。 僕は怯えながら、 母を見た。 今日もいつもと同じように、 僕の恐怖の時間が始まった。