怖い短編集

「陽子、恵梨奈は無事よ。




恵梨奈も海で溺れかけて、

さっき目を覚ましたの」






私は母のその言葉を聞いて、

胸一杯に安堵感が広がった。






「お母さん、恵梨奈も無事なのね。




本当に良かった……」






「陽子、あの海で

いったい何があったの?




どうしてあなたたちは、

海で溺れてしまったの?」






「お母さん、私、

未来ちゃんに会ったの」






「陽子、未来ちゃんって、

あの未来ちゃん?」






私は驚いた表情を見せた母に

小さくうなずいた。