怖い短編集

浩史が仕事に出掛け、

家に一人で取り残された私は、

不安な気持ちでいっぱいだった。








まさか昨日の事故で、

人が死んでしまうなんて……。








しかも救急車を呼んでいたら、

助かっていただなんて……。








私は救急車を

呼ぶべきだったのかしら?








でも、

救急車を呼んでしまったら、

飲酒運転で人身事故を

起こしてしまった私は、

逮捕されてしまう。







私は、犯罪者なんかに

なりたくはなかった。