「う、うわぁぁぁぁぁ!」



突然、トラに襲われた学ちゃんが悲鳴を上げた。




そのトラの体長は、2メートル以上あるように、オレには思えた。




そんな巨体のトラが、学ちゃんの体に鋭い爪を突き立て、学ちゃんの体に覆い被さっていた。




「きぁぁぁぁぁ!」




教室の中に、美愛の悲鳴が響いた。




「ヤ、ヤバイよ!

学ちゃんが……、学ちゃんが……」




チョロ助は、自分が何をすればいいのかもわからずに、パニクっていた。