サバイバル学園

「う、うわぁぁぁぁ!

う、うわぁぁぁぁ!」




オレはヘリコプターの機体の中で、わけもなく叫び声を上げていた。




過ぎ去った時間は、決して形を変えることなく、いつまでも存在し続ける。




仲間たちの死は、なかったことにはできない。




オレのあのキラキラと輝いていた毎日は、もう二度と戻っては来ないんだ……。




「赤井虎男くん、君の夢は、どんな夢であっても国が後押ししてくれるんだよ」




黒川が、ゲスな笑みを浮かべて、オレに言った。




「虎男くん、君はいったい、どんな夢を叶えたいかな?」