サバイバル学園

「虎男!」




ライオンに噛み殺されたはずの舞子の声が聞こえた気がして、オレは立ち止まった。




オレはライオンに食われている舞子に目を向ける。




その光景は本当に悪夢そのものだ。




オレは舞子を守るって、約束したのに……。




オレの瞳に涙が浮かんだとき、オレの瞳に舞子の体から抜け出してきたもう一人の舞子が見えた。




そのもう一人の舞子は、大きく両手を振って、オレに叫んでいた。




「虎男、早く逃げろ!

虎男はあの正門をくぐればいいんだ。

私を見るな。

早く行けよ!」