サバイバル学園

「サバイバルイベント終了、十分前です」




サバイバルイベントの生存者が、二人しかいない校舎の中に、校内放送が響いた。




「それでは、昇降口の鉄の扉が開きます」




サバイバルイベント終了、十分前なのに、昇降口の鉄の扉が開くのは、なぜ?




まだ、サバイバルイベントは終わっていないはずなのに……。




「昇降口の鉄の扉が開きましたら、十八時過ぎに校庭を抜けて、正門から朝陽学園を出て下さい。

サバイバルイベントの生存者が、正門から朝陽学園を出た瞬間に、生き残り確定です」




「舞子、昇降口の鉄の扉が開いたよ。

オレたちは、校舎の外に出れるんだ」




「これで、私たちは助かるのね」




オレは舞子のその言葉とは、別のことを考えていた。




「どうだろう?

クズなサバイバルイベントの主催者が考えることだから、まだ何かあるかもしれない……」




オレはそう言ったあとに舞子を見つめた。




「何か嫌な予感がするけど、それでもオレたちは、行かなくちゃ……。

このサバイバルイベントを生き抜くために……」