サバイバル学園

「サバイバルイベント参加者のみなさん、今から授業を始めます。

3年1組の教室に集まって下さい」




朝陽学園の校舎に校内放送が流れると、毒島くんはオレに言った。




「信二、今から授業だってよ。

生きるか死ぬかのイベントをやってるくせして、授業だなんて、ふざけた話だよな」




「そ、そうだよね。

毒島くん……」




オレはしどろもどろにそう答えながら、毒島くんが考えている恐怖のシナリオを想像していた。




孝信を殺した毒島くんは、自分だけがこのサバイバルイベントの生き残りになり、最後のミッションをクリアーしようとしているのではないか?




サバイバルイベントの唯一の生き残りになったときだけ、自分の夢は国に後押しされる。




だから毒島くんは、イベント参加者、五人を殺し、仲間の孝信までもを殺したんだ。




そしてオレは、その驚愕のシナリオの中に、自分の死が含まれていることに気づいていた。