サバイバル学園

オレとハヤブサが話していると、そこに舞子と美愛もやってきた。




「おい、虎男、ハヤブサ。

何、朝から話し込んでんだよ」




舞子がそう言って、オレたちの顔をのぞき込んだ。




「ハヤブサくん、ひどいケガね。

大丈夫?」




美愛がそう言って、ハヤブサに近寄ると、ハヤブサは恥ずかしそうにして、顔を赤くした。




「大丈夫に決まってるだろ。

オレたちは、しょうちゅうケンカしてるから、ケガなんて当たり前なの。

心配するなよ」




ハヤブサがそう言って、美愛に笑顔を見せたとき、今日もいつものように、校内放送が流れ始めた。