サバイバル学園

〈 校舎の外へと続く道は、屋上にある。

屋上には鉄格子なんて、どこにもない。

屋上にあるのは、屋上を囲っている手すりだけだ。

その手すりにロープを縛って、ロープをつかんで校舎の壁づたいに下りていけば、オレはここから逃げられる 〉




オレのそのアイデアは、命がけの脱出法だった。




校舎の屋上から校庭までの高さは、およそ十三メートル。




もしもオレが手を滑らせ、ロープを放したならば、オレは固い地面に体を叩きつけられて死ぬだろう。




オレは自分の閃きに、興奮しながらも、怯えていた。




生き延びる道は、死の危険ととなり合わせだ。




だけどオレは、その道を選びたい。




自分の未来を切り開くために……。