チョロ助はライオンの姿を見つけると、叫び声を上げて、ライオンに向かっていった。




巨体のライオンと非力で小柄なチョロ助の戦いは、あまりにもハンディがありすぎて、きっと勝負にもならない。




でもオレは、教壇の上に置かれたモニターをじっと見つめ、奇跡が起きる瞬間を信じた。




チョロ助が、日本刀を振りかぶり、その日本刀をライオンの頭めがけて振り下ろした。




そして、チョロ助が振り下ろした日本刀は、見事にライオンの頭に直撃した。