オレはそんなイカれたイベントの主催者に、自分の運命を握られているのが悔しかった。




オレにとって、イベントの主催者の言うことに従うことは、屈辱以外の何物でもない。




オレたちは、いつの間にか、こんな鉄の首輪をつけられて、イベントの主催者に従順にならざるおえない状況にさせられていた。




〈 こんな首輪なんてつけやがって!

オレたちは、犬じゃねぇんだ!

イベントの主催者ヤローに、おとなしく尻尾なんてふれるかよ! 〉




「虎男、3年1組の教室に行こうか?

私、みんなのことも心配だし……」




ハヤブサ、チョロ助、美愛。




オレの仲間たちは、無事だろうか?




オレはそのことを思うと、胸が痛んだ。