「安逹祐輔って、どう思う?」




「あんまりしゃべらないヤツだよな。

さっぱり目立たないし」




「本当に安逹祐輔って、空気みたいな存在だよな。

いても、いなくても変わらないっていうか」




「あいつ、いつも目立たない場所で本を読んでいて、暗いんだよなぁ」




「安逹祐輔に夢ってあると思う?」




「さぁな。

あいつの気持ちはさっぱりわからねぇし……。

きっとあいつは、クラスメイトの誰にも興味がないんだ。

だからあいつは、いつも本ばかりを読んでいるんだ」