「ねぇ、みんな。

どうして教室の入口は、扉がなくなっているのに、食堂の入口だけ鉄格子の扉があるのかしら?」




オレとチョロ助は、美愛の言葉と同じ疑問を抱き、廊下の突き当たりにある鉄格子の扉を見つめた。