「学校内に置いてあるはずの武器を探して、猛獣たちを倒しまくるんだ。

今、学校内にどれほどの数の猛獣がいるかはわからない。

ただイベント主催者は、オレたちが三日間生き残れば、サバイバルイベントは終わりだって言っているんだ。

猛獣さえ、全滅させれば、オレたちは死なない。

だからオレたちは、猛獣と戦うべきだと思う」




「虎男、本当にそんなことができるのかよ。

相手は猛獣なんだ。

いつものケンカ相手とは、わけが違うだろ!」




舞子がオレの顔をにらみ、いつものような男口調でオレに言った。




「舞子、そんなに怖い顔するなよ。

仕方がないだろ。

生き残るためなんだ。

猛獣の数が減れば、オレたちが生き残る確率は上がるんだ。

オレたちは、全員が生き残る方法を考えよう」




「さすがアニキ、発想がデカイぜ。

オレはアニキの考えについていきます」




チョロ助はそう言って、笑顔を見せた。