サバイバル学園

オレは自分が受けた強烈な電気ショックで、動くこともできずに、北村先生に体をあずけていた。




「本当にバカな男ね、死の恐怖で自暴自棄になるなんて」




北村先生は冷たい口調でそう言って、オレの体を床の上に払いのけた。




「たまにいるのよ、どうせ自分は死ぬのだからって、目先の快楽に走る男がね。

だから私は、ちゃんと護身具を持っているの」




北村先生は床に這いつくばり動けなくなったオレの顔を踏みつけ、自分が手にしている護身具をオレに見せた。




〈 あれは、スタンガン!

チクショー、そんなものまで用意しやがって…… 〉




オレは電気ショックで動けない体で、北村先生の用意周到さを呪った。