サバイバル学園

「何するの!

止めなさい!」




保健室の中に、北村先生の叫び声が響いた。




普段のオレならば、北村先生の叫び声に怯んで、北村先生を襲えないかもしれない。




でも、今のオレは違う。



今のオレは、明日、死ぬかもしれない。




きっとその確率は50パーセント。




その確率は決して低くはない。




だとしたら、オレが自分の夢を叶えるのは、今日しかない。




だから先生、オレの夢に協力してね。




オレは女を知らないままに、死にたくないんだ。