オレたちが生きるか死ぬかの瀬戸際のとき、イベント主催者は、授業をするなんて言い始めやがった。




死んでしまえば、どんな素晴らしい知識も消えてなくなり無駄になる。




それなのに、授業だなんて……。




そう思っていたオレだったが、授業を行う臨時教師の北村綾子を見たとき、あまりの美しさにドキリとした。




ああ、もしも夢が叶うなら、あんな女性と付き合いたい。




オレはあんなキレイな女性を抱きしめ、押し倒し、自分の欲望をすべてぶつけてしまいたい。




でも、授業が始まり北村先生が話し始めると、オレは北村先生が、傲慢で冷たい女性だとすぐにわかった。




性格は最悪だけど、見た目だけは美しい。




オレはそんな北村先生を罰してやりたいと思った。




オレはあの女を力でねじ伏せ、自分の欲望をぶつけるんだって。