「泣くなよ、子猫ちゃん。

子猫ちゃんには、オレたちがついてる」




「虎男の言う通りよ。

私たちは、仲間だから」




舞子がそう言って、泣いている美愛の肩を優しく抱いた。




「でも、私はやっぱり怖いよ。

だって、私たちは死ぬかも知れないんだよ」




美愛はそこで言葉を区切ると、ポツリとつぶやいた。




「だって、あの学ちゃんだって、死んだのだから……」