「私が豚肉や牛肉を食べるとき、心が痛むことはありません」




「そうだろ、先生。

豚や牛は、人間からしたら食われるために生きているんだ。

ヤツらの存在価値は、そこにあるんだ!」




「毒島勝巳くん、あなたの意見はおもしろいわね。

それじゃ、私から毒島くんに質問をするわ。

毒島くんはライオンやトラが人間を食べることは、間違っていると思いますか?」




毒島は北村先生のその言葉に、不気味に笑った。