【完】お前だけは無理。


もうみっともなく泣く姿なんて見られたくなくて、和君の前では泣きたくない私は、グッと涙を堪えた。


そんな私に、めんどくさそうな溜息が降ってくる。



「…別にお前のために来たわけじゃない。たまたま保健室に来たらお前がいただけ。生徒があんな目にあってたら、誰でも助ける」



勘違いするなっと言いたいのか、視線が冷たい。

そうだよね…和君、優しいから…

嫌いな私でも、ほっとけなかったんだよね…?

わかってる、わかってるよ。